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2021.02.08

女性の足の付け根(鼠径部、股)の粉瘤による痛み 女性形成外科専門医による手術 

粉瘤には女性特有の粉瘤があります。 女性医師による手術も可能です。一度ご相談ください。

足の付け根(鼠径部、股)の粉瘤

股の痛みやシコリ、できもので来られる患者様のほとんどが女性の患者様になります。

女性は特に鼠径部から陰部に掛けて分泌腺が多く、下着などで擦れる事で、角質が肥厚し、老廃物を出しにくくなり、溜まってしまいます。老廃物が溜まるとカラダは異物反応や感染を起こし、炎症となってしまいます。

特に陰部周囲の皮膚は薄く炎症が波及しやすいため、小さな粉瘤や毛嚢炎でも大きく腫れて痛みを伴います。その時に、激痛があるため、予防や手術による除去が必要になります。

予防としてはピーリングや擦れないようなボクサーパンツなどに変えてもらう方法があります。ただ、それでも何度も腫れる場合には手術による摘出となります。何度も炎症を起こすと、皮膚の破壊が進み、より老廃物を溜め込みやすくなり、繰り返し炎症を起こすことがあります。そうなると切除範囲も大きくなるため、早めの切除をお勧めします。

早い段階では小さく切除することも出来ますが、何度も繰り返したり、分泌腺が発達している場合には炎症を起こしていない部位も切除することもあります。それでも綺麗に縫合すれば、傷はほとんど分からなくなります。

 

当院では女性の形成外科専門医も在籍していますのでお気軽にご相談ください。

 

形成外科専門医 古林玄