大阪梅田形成外科粉瘤クリニックです。
本日も動画で粉瘤のくりぬき法について簡単に紹介していきます。
症例は30代男性 首元からの臭いが気になり、当院へ来院されました。来院時、腫瘍は2.5㎝。炎症の既往はありませんでした。
また説明しますが、炎症のある場合や炎症の既往がある場合には粉瘤の切除は格段に難しくなります。
炎症が起きる前に手術を行う方が簡単に腫瘍を切除でき、傷も小さくなるため、早めの来院をお勧めします。
切除動画です。苦手な方はご遠慮ください。
2㎜パンチでくりぬき、丁寧に被膜を切除します。
炎症の既往がないため、比較的簡単に切除できました。時には押し出すと同時に被膜が飛び出てくることもあります。
術後は創部は閉じずに軟膏処置としています。
分かりにくいですが、被膜も同時に切除されました。被膜がしっかり切除せれている場合には再発の心配はありません。
術後3週間の画像です。
創部は非常に綺麗になっています。少しまだ赤みが残りますが、時間とともにどんどん分かりにくくなります。
傷は治る過程で1か月目あたりで硬くなり、赤みがでます。
術後3~6か月の間に落ち着いていきます。
出来ればこの後はヒルドイドなどで保湿していくと、傷もより目立ちにくくなります。
大阪梅田形成外科クリニック
形成外科 専門医
古林 玄
大阪医科大学卒業後、日本一の乳房再建症例数のがん研有明病院で乳房再建を学び、聖路加国際病院で一般形成、美容外科の基礎を学ぶ。聖路加国際病院を出た後は眼と鼻の手術のスペシャリティーである大竹尚之先生の下で手術を学ぶ。