粉瘤(アテローム)の治療法

粉瘤(アテローム)の二つの治療法

粉瘤(アテローム)の二つの治療法切開法またはくりぬき法により腫瘍を摘出します。局所麻酔を行う際の注射針が刺さる時の痛みを軽減するために極細針を使用しています。通常どの病院でも局所麻酔では1%エピネフリン入りキシロカイン・0.5%エピネフリン入りキシロカインを用いていますが、pH3.5~5と酸性に偏っているため刺激があります。当院では、7%メイロンを混ぜることでpH7と中性に近づけ、局所麻酔注入時の痛みも軽減しています。
また、局所麻酔後に患者の状態によっては、生理食塩水、局所麻酔を注入することにより、皮膚と周囲組織の隔離をすることもあります。

くりぬき法

特殊な器具で粉瘤に小さな穴をあけ、そこから粉瘤の内容物を絞り出した後に、しぼんだ粉瘤の袋を抜き取る方法です。出来るだけ小さな切開により腫瘍を摘出することが出来ます。また手術時間も短縮出来ます。
しかし、袋の取り残しによる再発率も上がります。より綺麗に、より再発しにくく仕上げるためには、繊細な技術力と美的センスを持つ執刀医による手術が必要とされます。
手術時間は5分から20分です。

Step1

Step1腫瘍周囲に局所麻酔を行います。

Step2

Step2トレパンまたはメスを使用し、皮膚を小さく、くり抜きます。

Step3

Step3内容物を排出します。

Step4

Step4被膜を丁寧に取り除きます。

Step5

Step5十分に止血を行い、創部の閉創を行います。

切開法

腫瘍の直上に切開を加え、粉瘤を丸ごと切除します。
再発率も低く、切開法による手術を選択させて頂く場合もあります。

Step1

Step1腫瘍周囲に局所麻酔を行います。

Step2

Step2メスで切開します。

Step3

Step3内容物を排出します。

Step4

Step4腫瘍を一塊に摘出します。

Step5

Step5dog earを作らないように紡錘形に切開ラインをデザインします。

Step6

Step6十分に止血を行い、創部の閉創を行います。

手術までの流れ

ご予約をいただいた場合、その日に手術できます。ご予約いただいていなかった場合も数mm程度の小さな粉瘤は、すぐにその場でお取りできますが、数cm以上の大きな粉瘤は診察後に予約をお取りいただき、改めて予約日に手術をさせていただいております。すぐに粉瘤をとりたいという方は、ご予約をいただきたいと思います。

術後

術後はガーゼを貼って帰宅します。
毎日ガーゼを交換して頂き、ガーゼが汚れなくなったらテープを張って頂きます。1~3日はガーゼが出血で滲みます。ガーゼ交換の際にシャワーで傷を流して頂いても大丈夫です。お風呂は抜糸までは避けて頂いた方が感染を防ぐことが出来ます。
傷は2から3週間で硬くなりますが、徐々に柔らかくなります。体質によっては肥厚性瘢痕やケロイドになる場合があるため注意が必要です。

副作用

大きさにもよりますが切開した部位の傷跡が全く残らないということはありえませんが、できるだけ目立たない方法で行います。なお、手術当日と翌日の飲酒・運動、手術当日の入浴は、出血の可能性があるため控えて下さい。また、処方薬でのアレルギー症状など副作用がある方もおられます。また再発のリスクもあるため、注意深く手術を行います。

症例

症例粉瘤の症例を術前と術後の写真を手術内容及びその料金と共に紹介しております。粉瘤は様々な原因があり、人によって粉瘤の見た目も異なります。「粉瘤かな」と疑ったらまずこちらのページを参照して見てください。また術後どうなるのかも見ていただくことができます。

梅田血管外科クリニック 皮膚科形成外科部門
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