粉瘤(アテローム)手術について

粉瘤日帰り手術のポイント

診察した上で手術を決定する

まずは粉瘤であるかどうかを判断するために診察を行います。診察の結果をお伝えして、必要な治療についてご提案し、お考えをうかがいながら治療方針を決めていきます。
粉瘤の手術は外来で受けることができ、お身体へのご負担も少ないものですが、患者様にとってはご不安があって当然ですし、手術後の傷の治りなども気になると思います。そこで当院では、患者様がご自分に適した治療方法を選択できるよう、そしてご不安なく治療を受けていただけるように事前のご説明を大切に考えています。

痛みを抑えた手術

痛みを抑えた手術手術では局所麻酔で痛みを軽減させています。局所麻酔を注射する際の痛みにも配慮し、極細の針を使用し、薬剤の配合にも工夫するなどの対応を行っています。
また、特に痛みを苦手とする方には、個別の対応も可能です。痛みをなくすためのさまざまな方法をご提案できますので、安心してご相談ください。

入院が不要の日帰り手術に対応しています

当院では、基本的に粉瘤の摘出手術を日帰りで行っています。ただし、炎症がひどい場合には、抗生物質を投与して炎症を鎮めてから、改めて後日、手術を行うこともあります。
また、事前診療で炎症の有無、粉瘤の大きさや数などによって、日帰り手術が可能かどうかを慎重に判断しています。手術で全身麻酔を必要とする場合、また悪性の腫瘍である可能性がある場合などでは当院と提携している大学病院などをご紹介してスムーズな治療を受けていただけるようにしています。

粉瘤手術は保険適用

粉瘤手術は保険適用粉瘤の治療にあたっては、検査、診断、手術、病理検査といった一連の診療にはすべて、健康保険が適用されます。そのため、経済的な面でもご安心いただけます。また、公費などもすべて適用されます。
また、個人で医療保険に加入されている場合、契約内容によっては手術給付金を受けられる場合もありますので、事前に加入している保険内容を保険会社にご確認ください。

短時間で手術が終了

数㎜程度で小さく、炎症を起こしていない場合、診察後にすぐ手術で摘出できることもあります。手術自体は5~10分程度で、長くても20分以上になることはほとんどありません。
それ以上に大きい粉瘤の場合は、手術からの早い回復、術後の無用なトラブル回避を考慮して、後日の手術となります。その場合には、診療後に手術のご予約をお取りいただいています。

手術後の注意点

手術後は、抜糸まで特に通院の必要はありません。
血流が促進されると出血を起こしやすいため、できるだけ早く、きれいに治すためには手術後の数日間、血流をよくしないよう注意することが重要です。飲酒や運動を避け、入浴に関しても注意が必要です。

飲酒や運動について

日常生活やお仕事に関する制限はありませんが、飲酒や運動を控えることでより早く、きれいな回復を見込めます。
飲酒はできれば手術後1週間、最低でも3日程度は控えます。
また、当日と翌日の運動は出血を起こす可能性がありますので、控えてください。
関節など動きによって影響が大きい場所の粉瘤を摘出した場合や、摘出した粉瘤のサイズが大きい場合には、もう少し長い期間の制限が必要になることもあります。

入浴について

手術当日は出血の可能性があるため、シャワーを含めた入浴は禁止です。
翌日から抜糸まではシャワーのみが可能です。バスタブやプールは傷にとって十分に清潔な環境とは言えません。感染を避けるためにも、シャワーだけにとどめてください。なお、シャワーの際には石鹸で傷をそっと洗ってよく流します。
バスタブに浸かる入浴は、約1週間後、抜糸の際に医師が判断してお伝えしますので、それからにしてください。

術後の経過について

粉瘤の大きさや回復の状態などにより、術後の経過には個人差があります。下記でご紹介しているのは、一般的な目安となる術後経過です。それぞれのケースで異なってきますので、診察時に医師にご確認ください。

手術の直後

手術後はガーゼやフィルムなどを貼った状態でご帰宅となります。手術後の3~5日程度は出血や血がにじむといったことが起こりますが、問題ありません。ただし、ガーゼは翌日からご自分で取り替えていただいて清潔を保つ必要があります。また、透明フィルムを貼る場合もありますが、この場合には1週間程度貼ったままで大丈夫です。ただし、出血があふれてきたり、かゆみが気になる場合にはそっとはがしてください。
ガーゼや透明フィルムをはがした後は、石鹸で優しく洗ってシャワーできれいに流し、新しいガーゼを当てて絆創膏で固定してください。
また、出血が多い場合や腫瘍が大きい場合にはドレーンという血抜き用の管を入れる場合があります。これは翌日または翌々日に抜く必要があります。

手術から3~5日後

傷から血がにじむことがなくなってきますが、ガーゼやフォルムは抜糸まで貼っておいてください。術後2~4週間経過すると手術の傷が塞がってきます。赤みのある状態が続きますが、内出血があった場合には2週間程度で吸収されて気にならなくなります。

手術から2~4週間以降

手術の傷が治っていく過程で、触れるとしこりのように硬く感じるケースがあります。できものが再発したと勘違いされることがありますが、これは治癒過程で起こる通常の反応ですから心配はありません。こうしたしこりが落ち着くまでには数ヶ月から数年かかる場合があります。

梅田血管外科クリニック 皮膚科形成外科部門
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