まぶたの赤あざ

まぶたの赤あざ

 
赤あざにはいくつか種類がありますが、今回は単純性血管腫というあざをご紹介します。
単純性血管腫は生まれつきある赤あざの一種で、自然に消えることはなく、年齢とともに徐々に色濃くなり、時にぼこぼこと隆起してきます。
赤ちゃんの時に治療する方が治療効果が高いため、早期の治療をお勧めしていますが、大人になってからでも十分治療はできます。

 

30代女性

うまれつき、まぶたに単純性血管腫があります。

 

レーザー照射8回終了6ヶ月後。
全体的に色調が薄くなり目立たなくなっています。ここまで薄くなればお化粧もかなり楽になったのではないでしょうか。

 
当院ではVビームプリマという最新型の機器を用いて単純性血管腫の治療を行っています。
従来のVbeamよりも冷却機能がアップし、高出力で照射可能なため、治療時間が短くなり、紫斑(内出血)を起こしにくいのでダウンタイムも軽減されています。
それでも照射後は多少の紫斑(内出血)は起きるため、照射前よりも濃くなった印象をうけますが、1-2週間ほどで自然に治まり、薄くなります。
まぶたの場合、眼の中にレーザーが入らないようにプラスチックのコンタクトのようなものを入れて照射します。点眼の麻酔をしてから挿入します。
照射当日からシャワー浴可能で、日焼けさえ気を付けていただければ軟膏処置のみでガーゼを貼る必要もありません。
熱を加えるため、やけどのリスクや炎症後の色素沈着、色素脱失が起きる可能性があります。

 
単純性血管腫は保険での治療が可能で、3ヶ月に1度のレーザー照射を行います。
個人差はありますが5回程度は継続していただきます。今回の症例も5回までは3ヶ月毎にレーザー照射をおこない、薄くなったためその後は半年ほど間隔をあけて照射継続しています。気にならなくなればもっと間隔をあけたり、一旦治療を終了することも可能です。

 
単純性血管腫は大人になってからでも治療可能なあざですが、隆起してしまった場合効果が出にくくなることがあります。気になる場合は早めにご相談ください。

 

院長紹介

日本形成外科学会 専門医 古林 玄

東京皮膚のできものと粉瘤クリニックふるばやし形成外科 新宿院 院長 古林 玄

私は大阪医科大学を卒業後、大阪医科大学附属病院、市立奈良病院を経て東京へ行き、がん研有明病院、聖路加国際病院で形成外科の専門医として様々な手術の経験を積んできました。

がん研有明病院では再建症例を中心に形成外科分野の治療を行い、乳房再建および整形外科分野の再建を中心に手術を行ってきました。聖路加国際病院では整容的な面から顔面領域の形態手術、また、先天性疾患、手の外科、全身の再建手術に携わって参りました。

この経験を活かし、全身における腫瘍切除を形成外科的に適切な切除を目指し、傷跡の目立たない治療を提供できればと考えております。